あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて旧年は皆様いかがでしたでしょうか。
北条防災は1年目ということもありまして、
多くの出会いがあり、初めて行う工事もあり。
様々な発見がある1年となりました。
その中でも少し特別な消防設備についてご紹介したいと思います。

特定小規模施設用自動火災報知設備(特小自火報)」です。

特定小規模用自動火災報知設備

聞きなれない言葉だとは思いますが、
簡単に説明すると「感知器のみの取付で完結する」消防設備です。

従来の自火報は、受信機・発信機・感知器・非常ベル・配線が必要となっておりましたが、
特小自火報は感知器のみで完結しています。配線もいりません。
これによって工事費用がグッと抑えられ、また工事跡も少ないため導入しやすいものとなっています。

ではなぜ感知器のみで大丈夫なのか。

・電源はバッテリーを使用
・感知器同士で電波のやりとりをしている
・感知器から非常警報音が鳴動

以上の仕組みで従来の仕組みを網羅しているためとなります。
こちらを全ての建物に導入できれば工事単価落とせるのでは…?
とお考えの方もいるかもしれませんが、
まだ現状は法的にも設備的にも一部の建物用途でしか認可されておりません。
以下、消防庁の資料を添付します。


簡単に纏めますと
・建物の延べ面積が300㎡以下
・特定用途の建物(カラオケ・ホテル・診療所・デイサービス・保育所・公衆浴場・重要文化財など)

となり、文字通り小規模施設用の設備となります。
例えば一軒家を診療所にする際や、老人デイサービスを新設する際などにこちらを使用できることとなりますので、
ご検討してみてはいかがでしょうか。

特小自火報を含めた消防設備を設置する際は設置届が必要となります。
消防設備士に試験及び届出対応をご依頼ください。

寒い季節になりますと乾燥し、火災が起こりやすい環境になってきます。
より一層防災について一人一人が心掛け、安全安心な状態を維持していきましょう。
そのための力添えを北条防災では行っておりますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

本記事をご覧いただきありがとうございました。